大崩山 激闘篇
AM7:20 登山スタート
ココはやはり遭難者・行方不明が多いようで、登山者カウンターが取り付けられています。
・・・・何故かそのカウンターに過剰反応を示す村上氏。
カウンター前で手を振り何回もカウントするのか試している。・・・そんな事したらダメです。マジで。
(因みにある程度距離あけて通らないとカウントしませんので。上みたいな事をしてもカウントはしていないはず)
AM7:50
前回の祖母山が功を奏しているのか、順調に山道をこなして行く。
大崩山は梯子とロープが異様に多い山です。至る所に設置してあります。まぁそれだけ勾配がキツイってことなんですけどね。
ココでキンヤ氏がスリップ!(キンヤアウトー!)
右腰部分を強打。とっさに後ろにいた村上氏がリュックを掴み滑り落ちるところをとめます。
あまりにも急だったので写真はありません。ってかドキッってして写真どころではありません。
キンヤ氏曰く、やはりちょっと調子に乗っていたと・・・気を引き締めていかないと危ない!みんなで再確認!
っと、10分もしないうちに・・・
堤アウトー!
渓流で苔に足を滑らせて水没しました。
そりゃーもう見事に水没です。山の洗礼をバッチリと受ける。
でも、ちょっとおいしいと思っている笑顔ですねコレ。
大した怪我もしなく水没だけで済んで本当に良かったです。ココでもう一度気を引き締めます。
ようやく川沿いに出ます。
目指す山頂付近がうっすらと見えます。
川を渡るために掛けてあるアルミ製の橋。
必ず1人ずつお渡りください。っと手前立て看板に記入されています。
みんな恐る恐るワイヤー片手に渡る。
しかし村上氏そんなの無視で渡ろうとする・・・で、キンヤ氏に注意を受ける。
反省する村上氏
AM9:30 袖のダキ到着
小積ダキ(ダキとは岸壁を意味することば)
下ワク塚
遠くに見える坊主岩
この場所岩場になっていまして、スグ横は絶壁です・・・アレが凄くキュンキュンしてました。
ここで途中道を誤り、直接山頂ではなく下ワク塚中ワク塚を通るルートを選択してしまいます。
この辺りからパーティーの精神状態がおかしくなりだしていたので、写真を撮る余裕がなくなりました。
下ワク塚に着いた辺りで、まずキンヤ氏が壊れました。
「ココより先はなんかヤバイ!なんか道が無いもん!」(実際よく見るとあります)
この精神状態は後に彼のブログで理解したのですが、その当時はあまり気にしていませんでした。
そんな嫌がるキンヤ氏をなんとか促し先に進む。
中ワク塚と思われる下に着いて、上ワク塚に続く道を模索している時
堤氏が壊れました。
「えしぃーえしぃー!(怖いと言う意味らしい菊池方面では通用するとのこと)
崖から落ちるイメージしか思い浮かばん!」もうマイナスイメージ全開ですよ。
でも、確かに中ワク塚を登れ無い事はないけど、ココをもし下らないと行けないのならちょっと・・・・・・。
その為別のルートを探し頂上を目指す事に。
(ちなみに、俺と村上さんは普通に行こうとしてました。二人で来てたら行ってたかも知れません)
なんとか本ルートに戻ることが出来、パーティーの精神状態もなんとか元通りに。
ココからはなだらかな登りが延々と続く。
一瞬ドキッとしてしまう写真。村上さんから生気が感じ取れない。
何も言わないが結構キているのか・・・・・
あからさまに余裕が無いけどカメラ向けられたから・・・的な笑顔を見せる堤氏
うっすらと霧だか、雲だかでこの世のモノじゃない雰囲気が醸し出される。
人界とは思えない空気が肌で感じることができます。
そして最後の難関。
笹のトンネルのような道が延々1Km弱続きます。
しかもこの笹ちょうど私の背丈ぐらいの高さで、気を緩めると葉っぱであちこち切ってしまう始末。
その為袖を伸ばし、襟を立て目線を下げ進みます。
このトンネルを抜ければいよいよ待望の山頂!!
一体どんな景色が待っているのでしょうか!!
次回 「大崩山登頂下山編~君は小宇宙(コスモ)を感じたことがあるか!」~に続きます